X線の原理を利用し、稼働中の満水の配管内面の浸食状況や錆コブ等の堆積状況を診断し、超音波厚さ測定との組み合わせにより、配管の推定残存寿命等を算出することができます。又、同時に溶接品質や管電縫部の溝食等の診断も可能です。
通常、水漏れが懸念されるネジ切部を中心に撮影します。ネジ切部に腐食が確認出来た場合、未ネジ切加工部の最小残存肉厚、ネジ切深さ、使用年数より推定残存寿命を算出します。
管内面の孔食。
写真右端ではネジ切部に孔食が及んでいるのが確認
できます。
管内面の孔食。錆コブの発生。
管の電縫部(管制作時の溶接部)の溝食の発生。
配管施工時の溶接部の溶け込み不良の確認ができます。